22: 2020-05-09 (Sat) 17:55:53 tchika source 23: 2020-05-10 (Sun) 22:26:41 tchika source
Line 24: Line 24:
*研究内容 [#b29c0f6e] *研究内容 [#b29c0f6e]
【研究の関心】~ 【研究の関心】~
 +意味解釈のプロセスに最大の関心があり、発話のオンライン処理を志向している関連性理論をベースに、認知言語学の知見を活かした理論構築を目指しています。やや具体的なテーマとして、次のことに関心があります。~
・語と語の組み合わせから得られる解釈のコンテクスト依存性~ ・語と語の組み合わせから得られる解釈のコンテクスト依存性~
-・推論におけるインプット (i.e. コード化された意味) ~+・推論に対するインプット (i.e. コード化された意味) の規定~
・認知意味論 (概念ブレンディング理論、フレーム意味論、プロトタイプ意味論) と関連性理論 (語彙語用論) の接点~ ・認知意味論 (概念ブレンディング理論、フレーム意味論、プロトタイプ意味論) と関連性理論 (語彙語用論) の接点~
Line 33: Line 34:
【これまでの研究】~ 【これまでの研究】~
-・卒論ではスウェーデン語の動詞 ''övertala'' (英: persuade) について扱い、''övertala NP1 NP2'' という構文に着目しました (övertala NP1 NP2は概略「NP1にNP2に関する事象を行うように説得する」という解釈が得られます。övertala NP1 att VP (persuade NP1 to VP)という用法が最も使われます) 。コーパス調査の結果、NP2に入る名詞は事象を表す名詞だけでなく、モノを表す名詞も大いに含まれることが判明しました。この事実から、NP2がモノを表す場合「それに関する事象」とは何かが研究の問題になると考えました。解決策として、Pustejovsky (1995) の''生成語彙論'' (GLT) を用いてövertalaがNP2にタイプ強制 (coersion) を行うとの想定のもと、NP2のクオリア構造を記述しました。+・卒論ではスウェーデン語の動詞 ''övertala'' (英: persuade) の語法研究の一環として、''övertala NP1 NP2'' という構文に着目しました (övertala NP1 NP2は概略「NP1にNP2に関する事象を行うように説得する」という解釈が得られます。övertala NP1 att VP (persuade NP1 to VP)という用法が最も使われます) 。コーパス調査の結果、NP2に入る名詞は事象を表す名詞だけでなく、モノを表す名詞も大いに含まれることが判明しました。この事実から、NP2がモノを表す場合「それに関する事象」とは何かが研究の問題になると考えました。解決策として、Pustejovsky (1995) の''生成語彙論'' (GLT) を用いてövertalaがNP2にタイプ強制 (type coersion) を行うとの想定のもと、NP2のクオリア構造を記述しました。
・修論では''「文字通り」''という標識の手続的意味に関する考察を行いました。~ ・修論では''「文字通り」''という標識の手続的意味に関する考察を行いました。~


Front page   Diff Backup Copy Rename Reload   New Page Page list Search Recent changes   Help   RSS of recent changes (RSS 1.0) RSS of recent changes (RSS 2.0) RSS of recent changes (RSS Atom)
Counter: 3071, today: 3, yesterday: 1