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19: 2012-01-29 (日) 07:54:25 staguchi | 20: 2012-09-09 (日) 21:41:25 staguchi | ||
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- | ''「時間」が言語表現にどのように反映されているのか、言語によってどのように表現されているのか''に関心があります。学部の卒論では、スペイン語の時制と法の問題を取り上げました。(未来形は時制か法か)。~ | + | ''「時間」が言語表現にどのように反映されているのか、言語によってどのように表現されているのか''に関心があります。学部の卒論では、スペイン語の時制と法の問題を取り上げました。~ |
- | 現在は日本語の時間表現、特に''時間表現における指示詞と指標詞''についての考察(堀口(1978)のいう''「絶対指示」の問題''など)を進めています。コソア指示詞の時間軸上での分布や、「今+N」と「これ/この/ここ+N」の相違点(「今から・今まで」と「これから・これまで」の違い、など)への認知言語学の観点からのアプローチを行っています。くわえて最近は、漢語表現「今(こん)+N」の振る舞いや、共同研究として「元+N」「前+N」の比較分析などを行い、''時間接辞''に関する研究も行っています。~ | + | 現在は日本語の時間表現、特に''時間表現における指示詞と指標詞''についての考察(堀口(1978)のいう''「絶対指示」の問題''など)を進めています。コソア指示詞の時間軸上での分布や、「今+N」と「これ/この/ここ+N」の相違点(「今から・今まで」と「これから・これまで」の違い、など)への認知言語学の観点からの分析を行っています。くわえて最近は、漢語表現「今(こん)+N」の振る舞いや、共同研究として「元+N」「前+N」の比較分析などを行い、''時間接辞''に関する研究も行っています。~ |
- | また、「日・月・週・年」などの''カレンダー単位表現''の振る舞いや、''自然的時間''(日付・時刻表現 etc.)と''心理的な時間''(まもなく、そのうち、いずれ etc.)との関係性、すなわち''「客観的な時間表現」と「主観的な時間表現」の対応関係''について、それら時間表現と''粒度 (granularity)・特定性 (specificity) ''との関係性について、文末に共起する''テンス・モダリティとの関係''についても考察を行っています。今後、''英語・スペイン語との対照研究''や、''類型論的''なアプローチも進めていきます。 | + | また、「日・月・週・年」などの''カレンダー単位表現''の振る舞いや、''自然的時間''(日付・時刻表現 etc.)と''心理的な時間''(まもなく、そのうち、いずれ etc.)との関係性、すなわち''「客観的な時間表現」と「主観的な時間表現」の対応関係''について、それら時間表現と''粒度 (granularity)・特定性 (specificity) ''との関係性について考察を行っています。 |
**論文 [#tc55625e] | **論文 [#tc55625e] | ||
+ | ・田口慎也.「認知文法の観点からみた日本語指示詞の時間表現」, 『言語科学論集』(17),京都大学大学院人間・環境学研究科言語科学講座, pp.1-19, 2011年. | ||
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+ | ・田口慎也.「「「グラウンド」の観点から見た「今」とコ系指示詞の時間表現―「現在」を指示する指示詞と指標詞の統合的分析へ向けて―」」, 『日本認知言語学会論文集第11巻 JCLA 11』, 日本認知言語学会, 2011年. | ||
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・田口慎也.「時間表現における「コ系指示詞」と「今」に関する一考察―「コ系指示詞+空間表現」と「今+空間表現」を中心に―」, 『日本認知科学会第27回大会 発表論文集』,日本認知科学会, pp.474-481, 2010年. | ・田口慎也.「時間表現における「コ系指示詞」と「今」に関する一考察―「コ系指示詞+空間表現」と「今+空間表現」を中心に―」, 『日本認知科学会第27回大会 発表論文集』,日本認知科学会, pp.474-481, 2010年. | ||
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''○2012年''~ | ''○2012年''~ | ||
- | ・久保圭・田口慎也.「過去性をもつ日本語の接頭辞の差異 ー『元–』と『前–』の包括的記述へ向けてー」,言語処理学会第18回年次大会,口頭発表,広島市立大学,2012年3月(予定). | + | ・田口慎也.「粒度 (granularity) 変化と関わる日本語時間表現の認知的考察-「頃」の分析を中心に-」日本認知言語学会第13回大会,口頭発表,大東文化大学,9月. |
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+ | ・久保圭・田口慎也.「日本語の接尾辞「-先」と「-元」の意味的な対応関係について」,関西言語学会第37回大会,口頭発表,甲南女子大学,2012年6月. | ||
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+ | ・久保圭・田口慎也.「過去性をもつ日本語の接頭辞の差異 ー『元–』と『前–』の包括的記述へ向けてー」,言語処理学会第18回年次大会,口頭発表,広島市立大学,2012年3月. | ||
''○2011年''~ | ''○2011年''~ | ||
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''○2010年''~ | ''○2010年''~ | ||
- | ・田口慎也.「『スペイン語記述文法(Gramática descriptiva de la lengua española)』第48章「時の副詞」(pp.3129~3208)の要約と考察」,第334回関西スペイン語学研究会,京都大学,6月 | + | ・田口慎也.「『スペイン語記述文法 (Gramática descriptiva de la lengua española)』第48章「時の副詞」(pp.3129~3208)の要約と考察」,第334回関西スペイン語学研究会,京都大学,6月 |
・田口慎也.「時間表現における「コ系指示詞」と「今」に関する一考察―「コ系指示詞+空間表現」と「今+空間表現」を中心に―」,日本認知科学会第27回大会,ポスター発表,神戸大学,9月 | ・田口慎也.「時間表現における「コ系指示詞」と「今」に関する一考察―「コ系指示詞+空間表現」と「今+空間表現」を中心に―」,日本認知科学会第27回大会,ポスター発表,神戸大学,9月 |
- TaguchiShinya のバックアップ一覧
- TaguchiShinya のバックアップ差分(No. All)
- 1: 2010-02-21 (日) 14:40:41
- 2: 2010-04-28 (水) 05:28:04 staguchi
- 3: 2010-06-17 (木) 01:26:27 staguchi
- 4: 2010-06-20 (日) 17:57:30 staguchi
- 5: 2010-07-04 (日) 06:01:18 staguchi
- 6: 2010-07-23 (金) 07:14:22 staguchi
- 7: 2010-09-03 (金) 09:52:04 staguchi
- 8: 2010-09-19 (日) 03:55:46 staguchi
- 9: 2010-10-20 (水) 00:18:11 staguchi
- 10: 2010-10-31 (日) 16:59:36 staguchi
- 11: 2011-02-22 (火) 10:09:15 staguchi
- 12: 2011-04-03 (日) 03:30:46 staguchi
- 13: 2011-06-21 (火) 15:04:10 staguchi
- 14: 2011-06-22 (水) 06:21:37 staguchi
- 15: 2011-07-22 (金) 06:32:42 staguchi
- 16: 2011-08-20 (土) 19:02:38 staguchi
- 17: 2011-08-24 (水) 15:21:28 staguchi
- 18: 2011-09-21 (水) 23:47:14 staguchi
- 19: 2012-01-29 (日) 07:54:25 staguchi
- 20: 2012-09-09 (日) 21:41:25 staguchi
- 21: 2014-02-25 (火) 09:30:19 staguchi
- 現: 2014-02-26 (水) 14:49:53 staguchi
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