投稿者 ‘伊藤薫’ のアーカイブ
認知言語学系研究室のイベント案内

2月12日 言語フォーラム

  • 日時:2月12日(木)13:00〜
  • 場所:総合人間学部棟 1107号室
    • 第一発表
      • 発表者:張 又華(台湾・東海大学日本語言文化学科 非常勤講師)
      • タイトル:「~てしまう」の表すアスペクト的意味再考 -前接事態のアスペクトを中心に-
      • キーワード:perfective event, imperfective event, perfective eventの終結性, imperfective eventの過程性
      • 備考:博士論文に向けて皆さんからのコメントをいただければと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
    • 第二発表
      • 発表者:岡久 太郎(谷口研究室 M1)
      • タイトル:「誤解」とは何なのか
      • キーワード:誤解、コミュニケーション、発話理解、指示、発話行為、ゲシュタルト知覚
      • 備考:日常会話(電話、対面、SNS)における誤解の実例を取り上げ、誤解の性質を分類し、それぞれがどのような原因によって生じたものであるのかを考察します。またタイトルにもあるように、「誤解」とはどのように定義されるのが妥当なのかという点についても考えていきます。

    2月28日 京都言語学コロキアム

    1. 日時:2月28日(土)13:30〜
    2. 場所:総合人間学部棟 1107号室
    • 第一発表
      • 発表者:岩崎 永一(早稲田大学非常勤講師/早稲田大学産業経営研究所招聘研究員)
      • タイトル:「個数」をめぐる定冠詞・疑似分裂文・コピュラ文の意味論:
        「変項の個数」と「変項の値の個数」の組み合わせが決める意味と統語位置
      • キーワード:変項名詞句、個数、曖昧性(ambiguity)、数機能
      • 備考:英語定冠詞、指定的疑似分裂文(What B is is A)と倒置コピュラ文(B is A)について議論します。特に倒置コピュラ文において、変項名詞句を形成する名詞句Bが、命題函数の「変項の個数」と「変項の値の個数」の組み合わせによって、定性の意味が決定され、そして、その統語位置が決定される、という主張を提案します。また、Bが定冠詞だけでなく、不定冠詞を伴う場合(den Dikken 2006)や複数形名詞の場合も扱います。さらに、命題函数の意味を持つ変項名詞句(西山2003)という抽象度の高い概念と指示・非指示という発話のコンテクストに即した概念を同列に扱うことがどこまで妥当であるのか、という問題や変項名詞句は西山(ibid.)が主張するように非指示的なのか(その定義上だけでなく実際の文例の中で常に非指示的解釈を持つのか)という問題等も議論致し、皆様のアドバイスを仰げれば幸いです。
    • 第二発表
      • 発表者:野中 大輔(東京大学大学院)
      • タイトル:コーパスデータから見る英語の場所格交替: 動詞loadを例として
      • キーワード:場所格交替、コーパスデータ、構文文法
      • 備考:英語のloadやsprayといった動詞は、ほぼ同一の内容を二通りの構文で表現することができる(移動物目的語構文John loaded hay on the wagonと場所目的語構文John loaded the wagon with hay)。この現象は場所格交替と呼ばれている。本発表では、事例として動詞loadを取り上げ、British National Corpus(BNC)のデータをもとに二つの構文がどのように使い分けられているかを考察する。

     

    1月31日 京都言語学コロキアム

    1. 日時:1月31日(土)13:30〜
    2. 場所:総合人間学部棟 1107号室
    • 第一発表
      • 発表者:盛田有貴(奈良女子大学大学院 人間文化研究科D1)
      • タイトル:アイロニー発話の理解に関わるスケール
      • キーワード:語用論、関連性理論、アイロニー、うそ
      • 備考:アイロニー発話の理解にはどのようなスケールが関わるのかについて、うそとの比較を交えながら、関連性理論の枠組みを用いて考察します。
    • 第二発表
      • 発表者:鈴木 大介(日本学術振興会/龍谷大学)
      • タイトル:法副詞の形式と機能について
      • キーワード:副詞、機能分析、コーパスデータ、文法化/語用論化
      • 備考:現代イギリス英語における言語変化を議論します。どうぞ宜しくお願いいたします。

     

    1月15日 言語フォーラム

  • 日時:1月15日(木)13:00〜
  • 場所:総合人間学部棟 1107号室
    • 第一発表
      • 安 在珉(谷口研究室 D3)・齋藤 隼人(谷口研究室 D3))
      • タイトル:国際関係のイメージにおける社会変化と言語の役割
      • キーワード:フレーム、概念メタファー、マス・コミュニケーション、翻訳論
      • 備考:国際関係において、外国(人)に対するイメージが社会の中でどのように形成されるのか、また言語はどのような役割を持つのかについて考察します。今回の発表は安・齋藤の共同発表になります。
    • 第二発表
      • 小松原 哲太(谷口研究室 D3)
      • タイトル:数量詞の転移修飾現象
      • キーワード:数量詞の意味論、助数詞の選択、連想
      • 備考:転移修飾は、従来感情・感覚の修飾表現について研究されてきましたが、同様の現象が「数詞+助数詞」の数量修飾表現についてもみられることを論じます。

    12月20日 京都言語学コロキアム

    1. 日時:12月20日(土)13:30〜
    2. 場所:総合人間学部棟 1107号室
    • 第一発表
      • 発表者:岡本 雅史(立命館大学)
      • タイトル:「どこぞの誰かさん」アイロニー:〈語る視点〉の言語的顕在化
      • キーワード:アイロニー、認知語用論、共感チャネル
      • 備考:これまで修士論文、博士論文等で展開していたアイロニーの認知的説明を再検討し、単にアイロニーに閉じない一般化された議論を行いたいと思います。
    • 第二発表
      • 発表者:貝森 有祐(東京大学大学院総合文化研究科D1)
      • タイトル:英語の複合変化結果構文に課される意味的制約
      • キーワード:複合変化結果構文、状態変化、位置変化
      • 備考:John broke the egg into the bowlにおいては、「卵が割れる」という状態変化と「卵(の中身)がボールの中に入る」という位置変化が表現されている。このような構文を本発表では複合変化結果構文(complex-change resultative)と呼び、この構文の容認性決定要因について、認知言語学的観点から検討する。