投稿者 ‘永井 宥之’ のアーカイブ
認知言語学系研究室のイベント案内

11月16日 言語フォーラム

日時:11月16日(木)13:00~
場所:総合人間学部棟 1107号室

・第一発表

発表者:田丸歩実(谷口研D3)
タイトル:刻々と近づく夜明け、野に山に次から次へと訪れる秋
キーワード:時間メタファー、春が{近づく/来る}、副詞との共起、時間経過 vs 環境変化
備考:Metaphor Festival ‘17で発表した内容です。空間移動によって時間を表すメタファーは、移動主体が時間なのか人間なのかという観点で論じられてきました。さらに言語的には時間が移動しているかのように表されている場合でも、実際には人間の移動の主観的見えではないかと指摘されることもあります。今回は、大神(2017)の議論をベースにして、「春が近づく」などの接近型メタファーと「春が来た」などの来訪型メタファーを比較し、後者は時間メタファーではなく変化メタファーの下位カテゴリーではないかということを提案したいと思います。

11月9日 言語フォーラム

日時:11月9日(木)13:00~
場所:総合人間学部棟 1107号室

・第一発表

発表者:井上優大(谷口研M2)
タイトル:認知文法における語用論的関係
キーワード:認知文法、主題、焦点
備考:認知文法における主題・焦点は、Lambrecht (1994) の語用論的特性(pragmatic property)と語用論的関係(pragmatic relation)の区分でいえば、前者から特徴づけられている。これを語用論的関係という観点から捉え直すことを試みる。

10月28日 京都言語学コロキアム

日時:10月28日(土)13:30~
場所:総合人間学部棟 1107号室

・第一発表

発表者:堀内ふみ野(慶應義塾大学大学院)
タイトル:親子の会話における前置詞と副詞辞 ー響鳴のパターンに基づく分析ー
キーワード:響鳴 (resonance)、対話統語論 (dialogic syntax)、英語前置詞、副詞辞、親子のインタラクション
備考:英語圏の親子会話のコーパスを用いて子どもの前置詞・副詞辞の使用事例を観察し、Du Bois (2001, 2014) の対話統語論の枠組みに基づいて分析します。特に、対話統語論で重視される「響鳴」に着目して前置詞・副詞辞の産出事例を観察し、子どもの月齢に応じた響鳴の起こり方の変化や、前置詞と副詞辞それぞれの用法における響鳴の起こり方の特徴を示していきます。それを通して、子どもが親とのインタラクションの中で前置詞・副詞辞を習得する過程を探ります。

・第二発表

発表者:濵野寛子(名古屋学院大学)
タイトル:助数詞「件」の意味カテゴリーに関する認知言語学的分析
キーワード:カテゴリー化、意味拡張、スキーマ、ドメイン、イヴェント、formal性/official性
備考:事物を数える際に用いられる助数詞には、独自の事物の分類基準があり、その分類基準には我々の事物の「捉え方」が反映されていると言われる。従来、主要な助数詞の意味や用法に関して分析・記述がなされてきたが、まだ十分ではない。

本発表では、助数詞「件」を取り上げる。「件」は広く出来事を数えるとされるが、その使用をみると、どのような出来事でも「件」の対象となっているわけではなく、また、どのような文脈でも「件」が用いらるわけではない。本発表では、認知言語学の理論的枠組みから、こうした「件」の使用について分析を行い、スキーマにもとづいた「件」の意味拡張の認知プロセスを示し、ドメインの概念も援用しながら「件」の意味カテゴリーの記述を試みる。(本発表は、ICLC14のポスター発表の内容に基づいています)

10月26日 言語フォーラム

日時:10月26日(木)13:00~
場所:総合人間学部棟 1107号室

・第一発表

発表者:関根雅晴(谷口研M1)
タイトル:Traugott,E.C. and G,Trousdale. 2013. Constructionalization and Constructional Changes, Oxford: Oxford University Press.
キーワード:構文文法、文法的構文化、語彙的構文化、構文変化
備考:表題の書籍の書評を行います。

10月12日 言語フォーラム

日時:10月12日(木)13:00~
場所:総合人間学部棟 1107号室

・第一発表

発表者:石田育子(谷口研M2)
タイトル:Littlemore, Jeannette. 2009.
Applying Cognitive Linguistics to Second Language Learning and Teaching
キーワード:認知言語学、第二言語習得、外国語教育
備考:表題の書籍の書評を行います。