- 日時:4月25日(土)13:30〜
- 場所:総合人間学部棟 1107号室
- 第一発表
- 発表者:木本幸憲(京都大学大学院 人間・環境学研究科 研修員)
- タイトル:アルタ語の格標識と談話
- キーワード:アルタ語(オーストロネシア)、格標識、能格、選好項構造、代名詞の義務性
- 備考:類型論において「フィリピン・タイプ」の言語と呼ばれてきた言語に位置づけられるアルタ語においては、その格標識体系が問題となる。この発表では、アルタ語の項構造をその文法構造のみならず、その談話の現れの観点から観察することで、他動性、文法関係、格標識、トピック化、代名詞の義務性、定性などをめぐる種々の特徴を明らかにすることを目的とする。
- 第二発表
- 発表者:中嶌浩貴 (日本学術振興会特別研究員・神戸大学大学院)
- タイトル:名詞転換動詞の記述に向けての事例研究
- 名詞転換動詞、フレーム意味論、多義性、意義統合テスト、プロファイル
- 備考:コーパスデータに基づき、名詞転換動詞の記述的側面を、事例研究を通して検討する。生起環境や意味のテストを考慮して、フレーム意味論に基づく意味構造の記述を試みる。