認知言語学系研究室のイベント案内

7月7日 言語フォーラム

日時: 7月7日(木)13:00~
場所: 総合人間学部棟 1107号室

・第一発表
発表者: 宮崎聡子(谷口研究室M2)

タイトル: 行為解説の進行形―先行文献のまとめを中心に―
キーワード: 英語、進行形、語用論
備考: 修士論文に向けての発表です。
修士論文では英語の進行形を扱いたいと考えており、数ある用法の中で特異とされている行為解説用法に注目しています。今回の発表では先行研究のまとめを中心に据え、修士論文で何が主張できるのか考えていきたいです。
皆様からたくさんのご意見いただけると嬉しいです。

・第二発表
発表者: 齋藤幹樹(谷口研究室D2)

タイトル: (ディスカッション) なぜ単語頻度は評定値の低下を招くか

 

キーワード: 容認性判断、線形混合効果回帰モデル(階層線形モデル)、コーパス、頻度、認知文法、下位構文スキーマ

 

備考: 研究報告というよりむしろディスカッションを目的とした発表になります。

 

本発表では、日本語の句レベルの造語認識・理解において、単語頻度及びスキーマ頻度が評定値に有意に影響を与えている可能性を示します。これまでの単語レベルの(名詞-名詞複合語型造語を対象とした)実験・分析により、単語頻度ではなくスキーマ頻度が容認性判断に影響を与えている可能性が示唆されていますが(斎藤2015a,b)、本発表はこれに続く位置付けとなり、分析方法の改善に伴ってこれら(斎藤(2015a,b))のデータセットの再分析も行います。

 

争点となるのは、スキーマ頻度が予測通り評定値と正の相関を示すのに対し、単語頻度が評定値に対して常に負の相関を示す点です。つまり、単語頻度の高い単語を含む新奇表現の方がそうでない新奇表現よりも一貫して低い評定値を得る傾向があります。本発表内ではこの現象が見られるメカニズムについていくつかの可能性を示すとともに、その考察を行います。
(参考文献)
斎藤幹樹. 2015a.「下位構文スキーマが容認性判断に与える影響の統計的評価」『日本認知科学会第32回大会発表論文集』, 1-8.
斎藤幹樹. 2015b.「言語表現の容認度に対する下位構文スキーマ頻度及び単語頻度の影響の統計的考察」『言語科学論集』21:37-57.

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