日時:7月13日(木)13:00~
場所:総合人間学部棟 1107号室
・第一発表
発表者:西村 綾夏(谷口研D1)・黒田 一平(龍谷大学/京都ノートルダム女子大学 非常勤講師)
タイトル:書き言葉の感情表現 —インターネットスラングに見られる「笑い」—
キーワード:「笑う」という行為には、ユーモラスな事態に対する反応だけでなく、対人関係の調節を目的としたものも存在する(e.g. 会話のチャンネルをつなぐための「笑い」)。話し言葉においては「笑い」は基本的に自発的・非意図的な行為であるが、書き言葉においてはどちらの種類の「笑い」も選択的・意図的に表される。そこで本研究では「2ちゃんねる」や「LINE」などの近年のネット上でみられる「笑い」を表す表現を採取し、会話分析の観点から話し言葉の「笑い」を分析した早川(2000)の分類との対比を試みる。さらに、それぞれの「笑い」を『発話事態モデル』(岡本 2010)におけるどの側面に焦点を当てたものかという観点から考察する。