認知言語学系研究室のイベント案内

1月17日 言語フォーラム

日時:1月17日(木)13:00~
場所:総合人間学部棟 1107号室
・第一発表
発表者:石田 育子(谷口研究室 M2)
タイトル:日本語文法指導に対する認知言語学的アプローチ: 受身文・テモラウ文を統一的に説明する
キーワード:応用認知言語学、日本語受身文、テモラウ文
概要:日本語受身文、テモラウ文は、L2学習者にとって習得が困難な構文である。これらは通常、ほとんど関連のない構文として別個に指導されるが、「話者の視点の取り方」という点において共通点を持ち、さらに形式的な構造や意味的側面にも近似する点をもつ。そこで、本研究では、当該構文を一つのアプローチで指導することで学習者の負担を減らすことを将来的な目標として、認知言語学の枠組みのなかで二つの構文を統一的に説明することを目指す。具体的には、認知文法の道具立てであるステージ・モデルおよび行為連鎖モデルを採用し、当該構文が記述する事態概念の共通項を示す。

 

・第二発表
発表者:酒井啓史(谷口研究室 M2)
タイトル:英語の動詞wantの動名詞補文に関する語彙・構文アプローチ的研究
キーワード:語彙・構文アプローチ (Lexical- Constructional Approach), 動名詞補文, 構文の多義性
概要:英語の動詞 want (ここでは「必要」ではなく、「願望」の意味) は先行研究では、V-ing-補文を取ることはできないとされてきたが、実際にコーパスでは取る例がみられる。このことを動機付けるには、動詞wantとV-ing-補文の意味の両方を詳細にみる必要がある。すなわち、Goldberg (1995) の構文文法ではなく岩田 (2012) の語彙・構文アプローチ (Lexical-Constructional Approach) が有用であることを示す一例となる。

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