認知言語学系研究室のイベント案内

7月11日 言語フォーラム

日時:7月11日(木)13:00~

場所:総合人間学部棟 1107号室

・第一発表

発表者:佐藤雅也(谷口研究室 D2)

タイトル:適切性条件の充足予測と発語内行為の正当化可能性について

キーワード:発語内行為、適切性条件、共通基盤

概要:本発表は、適切性条件が満たされていない場面において、どのような条件が整えば発話行為の行使が正当化されるのかについての考察を行うものである。まず、一部の適切性条件は共通基盤に含まれている必要があることについて確認する。その上で、それらが共通基盤に存在しない場面において、発話行為後に逆算的に適切性条件が満たされることを話し手が予測可能であれば、その行為が正当なものとなるということを主張する。

 

・第二発表

発表者:藤田亜弓(谷口研究室 D3)

タイトル:失語症における抽象的態度の障害とその認知メカニズム

キーワード:失語症、抽象的態度の障害、プロトタイプ、記号関係

概要:(日本認知言語学会第20回全国大会での研究発表の予演です。)本発表は、失語症評価の1つである呼称課題において、うどんの絵を「すうどん」、電話の絵を「プッシュボタンの電話」というような、過度に具体的な表現で表出されるという症状に着目し、Goldstein (1948) で「抽象的態度の障害」として述べられる本現象についてプロトタイプ理論の枠組みで精緻化することを目的とする。具体的には、失語症により一般名詞の音韻形式と意味表象の間の連合関係が弱まることで、音韻形式と失語症者自身の個別経験における特定の事例との連合関係が強くなるという可能性について、複数の呼称反応例から検証していく。

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