認知言語学系研究室のイベント案内

11月30日 京都言語学コロキアム

日時:11月30日(土)13:30~

場所:総合人間学部棟 1107号室

・第一発表

発表者:氏家啓吾(東京大学 人文社会系研究科)
タイトル:認知文法から見た非飽和名詞(あるいは非飽和名詞から見た認知文法)
キーワード:非飽和名詞、認知文法、多義、関連フレーム、グラウンディング
概要:「あなたは会社員ですか」と尋ねられたときには「はい」か「いいえ」で答えることができるのに対して、「あなたは社員ですか」と尋ねられると返答につまってしまい「えっ、どこの会社のですか」などと聞き返すことになるだろう。このように「社員」という名詞は「〜の」に当たる要素を要求する点で意味的に不十分なのである。このような名詞を非飽和名詞という。「社員」「作者」「本場」「妹」「原因」「犯人」といった名詞が含まれるとされる。

しかし、そもそも非飽和名詞という名詞のカテゴリーを想定するべきなのか、想定するならばそれは語彙・文法の知識の中にどのように位置づけられるべきなのか。また、「意味的に不十分」とはどういうことなのか。こうした点については研究者の間で未だ一致した見解がない。

本発表では、スキーマのネットワーク、ベースとプロファイル、グラウンディングといった認知文法の道具立てを用いて非飽和名詞および関連する現象を分析する。そのことを通して認知文法の新たな側面に光を当てると同時に、その基本的な前提の一部を再検討する

 

・第二発表

発表者:黎燕(暨南大学外国語学院)

タイトル:多様化メトニミーと近接性

キーワード:メトニミー 近接性 多様化

概要:メトニミーの基盤となる近接性そのものには概念的連動性があると
言われているが、その概念的連動性はどのようになっているか、多様化メトニミー

には構文的に他の関連付けモデルが示唆されると考える。そこで、メトニミーを介する

意味拡張の考察を通して、私たち獲得された知識構造をどのように関係付けか、

多様化事態間への認知、近接性を成り立たせるフレームネットワークを導きしたい。

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