日時: 7/25(土) 13:00~
発表者:小松原哲太(神戸大学)
タイトル:文法の修辞的用法としての直喩—換喩的推論をトリガーする X as if Y 構文の機能—
キーワード:直喩、換喩、構文、レトリック
要旨:
本発表では、直喩 (simile) が、必ずしも隠喩 (metaphor) からの二次的な派生表現ではないことを論じる。この発表では、直喩を、文法的構文の修辞的用法と考える立場 (Dancygier and Sweetser 2014) をとり、X as if Y 構文の修辞的な用例に注目することで、このXとYが隠喩的な関係だけでなく、換喩的な関係となる事例が広く存在することを示し、構文の意味が修辞的理解に寄与する可能性について考察する。
- 前回に引き続き,今回のKLCもZoomで実施します。参加を希望される方はミーティングIDをお知らせしますので、当日までに連絡をお願い致します。