認知言語学系研究室のイベント案内

5月27日フォーラム

氏名: 近 大志 (谷口研D2)
タイトル: 複合名詞構文にまつわる、意味の変異性の問題について
キーワード: 複合名詞、構文、ドメイン
要旨:複合名詞 (NN) を構文として規定する際、事例間における意味の変異性という問題がある。例えば、[X+garden]の事例 (e.g. rose garden, rock garden, beer garden) はそれぞれ意味的な変異が大きいため、[X+garden]の意味は「Xと何らかの関係を持つgarden」という抽象的な規定に留まる。そのため、複合名詞の使用に寄与する言語知識の説明という観点では、規則ベースの理論 (e.g. Levi 1978) に対する構文文法的なアプローチの優位性が見い出しにくいとされる (cf. 谷口 2017; 早瀬 2020)。とはいえ、例えば[x+war]や[x+teacher]のように具体的な意味が想定可能なパタンも存在するため、あらゆる複合名詞構文が上の問題に遭遇するわけではない。そこで、本発表では、事例間にある「意味の変異性」が何に基づき、変異の多少が何を基準として決定されるのか明らかにした上で、上記の問題を再検討する。

トラックバック・ピンバックはありません

トラックバック / ピンバックは現在受け付けていません。

現在コメントは受け付けていません。