1月31日(土)京都言語学コロキアム (KLC)
場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom
(参加を希望される方は taniguchi.info[@]gmail.com までご連絡下さい)
発表者:中馬隼人 先生(中部大学)・横森大輔 先生(京都大学)
タイトル:相互行為意味論への招待:語彙的意味の創発と構築のダイナミズム
キーワード:相互行為意味論、用法基盤言語学、認知言語学、指標性、意味の交渉
概要:本発表は、相互行為言語学において近年発展を見せる相互行為意味論(Interactional Semantics)の理論的枠組みを紹介し、日本語会話を対象とした分析を通じて、その射程と可能性を検討する。相互行為意味論は、認知言語学をはじめとする用法基盤言語学 (usage-based linguistics) と意味観を共有しつつも、参与者が相互行為の中で局所的意味をいかに構築・交渉するかという過程そのものに焦点を当てる点で異なる。本発表ではDeppermann(2011, 2023, 2024)の分析枠組みを概観し、用法基盤言語学との理論的接点を探る。また、言語の指標性が相互行為における意味の問題化を招くことに注目し、日本語会話における「どういう意味?」のような発話形式を用いた意味の特定化の実践や、メタファーによる間主観性確立の相互行為実践といった現象をケーススタディとして取り上げる。

