ようこそ、京都大学大学院 人間・環境学研究科 認知言語学系研究室へ。

当研究室では、「言語は人間の身体化された認知能力と運用能力に深く根差した存在である」という認知言語学的な視点から、言葉と言葉の背後に存在する認知のメカニズムの解明を目指しています。

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○ お問い合わせについて:
平時、研究室の運営のために用いておりますメールアドレス  taniguchi.info_at_gmail.com (_at_ → @)  へ宛てられたものは、世話係および渉外係を担当する当研究室の院生が閲覧・対応しております。
教員(谷口一美教授)との直接のコンタクトを希望される方は、人間・環境学研究科のホームページ記載の 教員紹介ページ をご参照ください。

※2024年4月にサイトをリニューアルしました。

今後の予定

6月20日 フォーラム

日時:6月20日(木)13:00〜
場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom

(参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) )

タイトル: 認知言語学的視点を取り入れた補部選択の指導法の検討
発表者:瀬戸口彩花(谷口研M2)
キーワード: 補部選択, 意思性(volition), 外国語教育
概要: 本発表の目的は、発表者の考えるto不定詞・動名詞補部のイメージが英語学習者にとって理解可能か、多様な意味範疇をどの程度捉えられているのかを検討することである。これまで、外国語教育の分野では、to不定詞・動名詞の使い分けに関して、リスト学習や、未来志向と過去志向(または現在)という意味的な差に言及する指導が中心に行われてきた。一方で、先行研究において、これらの指導法における用法説明の不十分さ(佐藤, 2011)が指摘されている。近年では、認知言語学的な視点を取り入れ、意味的なコアに焦点を当てた指導(藤井, 2009)や多様な用法の段階的な意味の広がりに着目した指導(Kaleta, 2020)を行い、その効果を検証する研究も行われている。しかし、これらは依然として説明的な指導法であり、それぞれのグループの動詞と補部選択を結び付けるという暗記学習の領域からは抜け出せていない。本発表では、谷口(2005)や大槻(2014)行為連鎖モデルを応用し、to不定詞・動名詞の根幹的意味をイメージ(影像)を提案し、特に「潜在的・未来的な意図性」の存在に焦点を当てた指導法を提案する。
加えて、このような指導効果を測るためのテストの内容及び実施方法についても検討を行う。

京都言語学コロキアム(KLC)

今年度は諸事情により5月のKLCを開催することができませんでしたが、今月末(6月29日)に開催する運びとなりました。

菊地礼先生(長野工業高等専門学校)をお招きし、発表していただきます。

変則的な開催にはなりますが、ご興味のある方は是非ご参加下さい。以下にその情報を記載いたします。

日時:6月29日(土)13:00〜15:00
場所:総合人間学部棟 1107 号室および Zoom
(参加を希望される方は taniguchi.info@gmail.com までご連絡下さい)

発表者:菊地礼 先生(長野工業高等専門学校)

* 詳細は追ってご連絡いたします

6月13日 フォーラム

日時:6月13日(木)13:00〜
場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom

タイトル:広告のキャッチコピーにおける比喩や逸脱表現の分類と効果について

発表者:山下巧(谷口研 M2)

キーワード:広告文, 逸脱表現, 感情表現, 修辞学

6月6日 フォーラム

日時:6月6日(木)13:00〜
場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom

(参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) )

タイトル:BCCWJを用いた「Vマスヨウニ」の用法の整理-「祈願」と「願望」は区別できるのか-

発表者:白石暖哉(谷口研 M2)

キーワード:現代日本語, コーパス, 祈願文, 願望表現, モダリティ, 発話行為

概要:発表者は修士論文において(1)のような祈願表現「Vマスヨウニ」を扱おうと考えている。(1)明日勝てますように

 高梨(2023: 21)は「Vマスヨウニ」を「祈りの形をとった願望表現」として,「祈願」と「願望」を区別しない立場をとっている。一方で高梨(2023: 30)では前後文脈から「祈願」だと推察される用例も存在することを指摘している。さらに,前田(2006)および高梨(2023)は命令・祈願用法の「Vマスヨウニ」のニ格は省略可能だと述べている。しかし,発表者は(2)のような文末用法の祈願的意味において,ニ格は省略不可能だと考える。

(2) #病気が治りますよう

以上のように,これまで詳細に検討されてこなかった「Vマスヨウニ」の祈願的意味およびその際の構文の振る舞いについてBCCWJを用いて調査する。

5月30日 フォーラム

諸事情により、5月30日のフォーラムはお休みとさせて頂きます。

予定しておりました発表は来週6月6日に延期いたします。

5月23日 フォーラム

日時:5月23日(木)13:00〜

場所:総合人間学部棟 1107 号室および Zoom

(参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) )

タイトル:視覚動詞から考察する身体部位所有者上昇構文に生起可能な動詞の制約について

発表者:樫本 拳斗(谷口研 M2)

キーワード:視覚動詞、身体部位所有者上昇構文、事象構造表示、事象アスペクト

要約:本発表では以下に示す表現、身体部位所有者上昇構文(body part possesor arcencation construction, 以下部位構文とする) を扱う。

(1) Alice {touched/slapped/hit/looked} Bill {on/in/around} the {face/back/head/eye}.

従来のこの表現の分析は動詞や前置詞など構成素の分析に留まり、項構造や事象の分析が十分になされなかった為に以下のような課題を残していた。

(2)構文に生起できる動詞の意味を物理的接触に依拠しているため視覚動詞などの例外を認めなければならなくなっている。

この問題を解決する為、事象構造表示(Event Structure Representation, Croft 2019)を用いて、部位構文が表す事象パターンを項構造、及び動詞と項構造のマッピングの観点から考察する。

本発表では部位構文が表すパターンのうち「意思伝達のための行為」である場合を分析する。項構造が表す下位事象を考察することを通して、生起できる動詞の制約を「Agentに意図性(Intend)を持つ要素を要求する様態動詞(manner verbs)」であることを主張する。

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