新着情報
7月25日 自主ゼミ
日時:7月25日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) 書評:Colleman, Timothy. 2010. The benefactive semantic potential of ‘causes reception’ constructions: A case study of English, German, French, and Dutch. In Fernando Zúñiga and Seppo Kittilä (eds.), Benefactives and Malefactives: Typological perspective and case studies, pp.219-243. John Benjamins.発表者:関太壱(谷口研M2)キーワード:beneficiary, maleficiary, ditransitive constructions, double object c […]
7月11日 フォーラム
日時:7月11日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) 書評1:Yuasa, Etsuyo. 2021. Constructionalization of Japanese koto imperatives. In Martin Hilpert, Bert Cappelle, and Ilse Depraetere (eds.), Modality and Diachronic Construction Grammar, 219-246. John Benjamins.発表者:白石暖哉(谷口研M2) キーワード:日本語, 構文化, 命令法, 節構造, 中断節 概要:上記論文のレビューを行う。 書評2:Haspelmath, Martin. 2023. On what a construction is. Constructions. 15(1). 発表者:樫本拳斗(谷口研M2) キーワード:construction grammar, le […]
6月27日 フォーラム
日時:6月27日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル: NP V NP NP構文における同形異義衝突の回避と同形異義の保持についてー通時的発展を通してー発表者:関太壱(谷口研M2)キーワード: NP V NP NP構文, 二重目的語構文, 同形異義構文(homostructions), 同形異義衝突(homonymic clash), 通時的構文文法概要: 二重目的語構文の共時的な構文ネットワークは年岡(2008, 2014)によって包括的に詳述されている。しかしながら、通時的に観察すると、NPX V NPY NPZ構文の中には二重目的語構文とは別の起源を持つ構文が存在する。つまり、これらは偶然同じ形式を持つようになった同形異義構文(homostructions)であると考えることができる。さらに、この同形異義構文の中には、現代英語に至るまで保持され続けてきた構文(e.g., NPX co […]
6月20日 フォーラム
日時:6月20日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル: 認知言語学的視点を取り入れた補部選択の指導法の検討発表者:瀬戸口彩花(谷口研M2)キーワード: 補部選択, 意思性(volition), 外国語教育概要: 本発表の目的は、発表者の考えるto不定詞・動名詞補部のイメージが英語学習者にとって理解可能か、多様な意味範疇をどの程度捉えられているのかを検討することである。これまで、外国語教育の分野では、to不定詞・動名詞の使い分けに関して、リスト学習や、未来志向と過去志向(または現在)という意味的な差に言及する指導が中心に行われてきた。一方で、先行研究において、これらの指導法における用法説明の不十分さ(佐藤, 2011)が指摘されている。近年では、認知言語学的な視点を取り入れ、意味的なコアに焦点を当てた指導(藤井, 2009)や多様な用法の段階的な意味の広がりに着目した指導(Kaleta, 2020)を行い、その効果を検証する研究も […]
京都言語学コロキアム(KLC)
今年度は諸事情により5月のKLCを開催することができませんでしたが、今月末(6月29日)に開催する運びとなりました。 菊地礼先生(長野工業高等専門学校)をお招きし、発表していただきます。 変則的な開催にはなりますが、ご興味のある方は是非ご参加下さい。以下にその情報を記載いたします。 日時:6月29日(土)13:00〜15:00場所:総合人間学部棟 1107 号室および Zoom(参加を希望される方は taniguchi.info@gmail.com までご連絡下さい) 発表者:菊地礼 先生(長野工業高等専門学校) タイトル:直喩と肯定の関係 キーワード:比喩, 直喩, 肯定, みとめ方, 肯定極性 概要:本発表は日本語における直喩は、その形成において肯否(みとめ方)の文法カテゴリーが深く関与することを述べる。まず、「現代日本語書き言葉均衡コーパス」(BCCWJ)を用いた調査によって、述語として用いた直喩(○○のようだ)がほぼすべて肯定文として運用されること、連用修飾を行う直喩(○○のように[用言])の用言もほぼすべて肯定形式となることを確認する。その上で、なぜ肯定に […]
6月6日 フォーラム
日時:6月6日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル:BCCWJを用いた「Vマスヨウニ」の用法の整理-「祈願」と「願望」は区別できるのか- 発表者:白石暖哉(谷口研 M2) キーワード:現代日本語, コーパス, 祈願文, 願望表現, モダリティ, 発話行為 概要:発表者は修士論文において(1)のような祈願表現「Vマスヨウニ」を扱おうと考えている。(1)明日勝てますように 高梨(2023: 21)は「Vマスヨウニ」を「祈りの形をとった願望表現」として,「祈願」と「願望」を区別しない立場をとっている。一方で高梨(2023: 30)では前後文脈から「祈願」だと推察される用例も存在することを指摘している。さらに,前田(2006)および高梨(2023)は命令・祈願用法の「Vマスヨウニ」のニ格は省略可能だと述べている。しかし,発表者は(2)のような文末用法の祈願的意味において,ニ格は省略不可能だと考える。 (2) #病気が治りますよう 以上 […]