新着情報
2月12日(木)自主ゼミ
日時:2月12日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom タイトル:現代日本語ル・タ・テイル・テイタによる自己と他者の表出の解明 発表者:櫻井遥(守田研M2) キーワード:テンス・アスペクト、人称制限、アクセス、エビデンシャリティー 概要:日本語で、思考や感情などの内的情態を表す動詞において人称制限がかかることは、先行研究で繰り返し指摘されてきた。一方で、外的事象においてはそのような制限は指摘されていない。本発表では、「アクセス」という概念をもとに事象を分類し分析を行うことで、外的事象においてもル・タ・テイル・テイタと人称に関連が見られることを示す。そして、主語人称との一致が存在せず、また、主語それ自体も非明示であることが多い日本語において、この形式が主体の人称を喚起する可能性についても検討を行う。
2月5日(木)フォーラム
日時:2月5日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom タイトル:強制による構文の死 発表者:関太壱(谷口研D1) 概要:本発表は、中英語から初期近代英語にかけて見られた「奪取」を表す二重目的語構文がなぜ消失したのかを、強制 (coercion) の観点から考察する。従来、強制は新しい構文の出現や非慣習的な新奇の発話の生成に関わる現象として論じられてきたが、本発表は、既存の構文が文法から その姿を消す「構文の死 (constructional death)」という現象にも関与し得ることを示す。具体的には、Boas (2011) の枠組みに基づいて、 奪取動詞 steal を伴う二重目的語構文の意味が「奪取」 から「授与」的解釈へと強制される過程を分析する。
1月31日(土)京都言語学コロキアム (KLC)
日時:1月31日(土)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info[@]gmail.com までご連絡下さい) 発表者:中馬隼人 先生(中部大学)・横森大輔 先生(京都大学) タイトル:相互行為意味論への招待:語彙的意味の創発と構築のダイナミズム キーワード:相互行為意味論、用法基盤言語学、認知言語学、指標性、意味の交渉 概要:本発表は、相互行為言語学において近年発展を見せる相互行為意味論(Interactional Semantics)の理論的枠組みを紹介し、日本語会話を対象とした分析を通じて、その射程と可能性を検討する。相互行為意味論は、認知言語学をはじめとする用法基盤言語学 (usage-based linguistics) と意味観を共有しつつも、参与者が相互行為の中で局所的意味をいかに構築・交渉するかという過程そのものに焦点を当てる点で異なる。本発表ではDeppermann(2011, 2023, 2024)の分析枠組みを概観し、用法基盤言語学との理論的接点を探る。また、言語の指標性が相互行為における意味 […]
12月18日(木)フォーラム
日時:12月18日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom タイトル:英語no matter構文の発展と成立 キーワード:no matter構文、構文文法、文法化、構文化 発表者:高田直人(谷口研M2) 概要:本発表では、英語no matter構文の発展と成立を扱う。現代英語においてno matter構文は前置詞及び接続詞として、機能語のステータスを有している。しかし、OEDを参照すると、これらの用法は元来は名詞のmatterの一用法であったことがわかる。本発表では、その歴史的変遷を、文法化・構文化の観点から考察したうえで、COHAのデータを用いてそれを裏づける。
