Forum
7月31日(木)自主ゼミ
日時:7月31日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom タイトル:日本語における否定形式を用いたメタファー表現の構文について キーワード:否定、メタファー、構文化 発表者:岡田純音(谷口研M2) 概要:本発表では、現代日本語のコピュラの否定文に「けど」や「から」が加わった表現が、比喩的解釈を喚起する形式として構文化していること、およびその動機づけについて検討する。方法として、これまでの比喩研究や語用論における議論を踏まえて、コーパスを用いた量的調査、ブレンディング理論に基づく肯定と否定のメタファー表現の分析、事態認知モデルに基づく「けど/から」の機能の分析を行う。
7月24日(木)フォーラム
日時:7月24日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom タイトル:装丁におけるハッシュタグ表現の用法・効果(仮) キーワード:ハッシュタグ、引用、暗示引用 発表者:山崎由佳(谷口研D3) 概要:本発表では、オフラインの場でのハッシュタグ表現の分析を行う。特に、タイトルに「#」を含む書籍の書影画像へのタグ付け等を通して、ハッシュタグ表現と共起する特徴を調べる。具体的には「SNSで既に使われているタグを用いる」「表紙にSNS関係の言葉を含む」「既存のSNSのデザインを模倣する」「電子機器(スマートフォン等)の画像を含む」「書籍の内容においてSNSが重要な役割を果たす」といったタイプがあることを示し、引用・暗示引用の観点から当該表現の効果を論じる
7月10日(木)フォーラム
日時:7月10日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom タイトル:X is more Adj than Y PP 構文の構文文法アプローチ キーワード:比較構文、形容詞、省略 発表者:樫本拳斗(谷口研D1) 概要:本発表では以下のような一種の比較構文を分析対象とする。 (1) a. 文脈:Dumbledore (me) は,Voldemort との関係を Harry に語るには十二歳も十一歳と変わらず幼すぎると思い,真実を伝えるのをためらった。 “Well, it seemed to me that twelve was, after all, hardly better than eleven to receive such information. (Harry Potter and the Order of Phoenix ; 下線は発表者による(以下同様)) b. 文脈:Harry が使う「半純血のプリンス」の教科書を巡り,役立つ反面危険性を疑うHermione と対立。Ron (he) は Harry を擁護し,Hermione が Prince […]
6月26日(木)フォーラム
日時:6月26日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom タイトル:no matter構文の文法的性質にかんする調査・考察 キーワード:no matter、構文文法、because X構文、スキーマ 発表者:高田直人(谷口研M2) 概要:本発表では、英語のno matter NP構文について扱う。修士論文では、当該の構文を通時的・共時的両側面から扱う予定である。本発表では、そのうち共時的な側面に焦点を当て、no matter NP構文が関連するno matterの諸構文とは独立した構文であることを金谷(2019)をはじめとする先行研究や、コーパス調査を用いて主張し、no matter NP構文の文法的な特徴について記述することを目標とする。
6月19日(木)フォーラム
日時:6月19日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom タイトル:競合する構文間の意味的な関係性に関する考察 キーワード:競合、交替、構文ネットワーク、ロシア語、受動 発表者:谷浦淳也(谷口研M2) 概要:発表者は修士課程の研究で,ロシア語にみられる複数の受動構文において,受動性が生起する仕組み,および受動性を共有するそれらの構文間にみられる意味的な関係性についての考察に取り組んでいる。本発表では,構文文法における一般化および構文ネットワークに関する議論を踏まえ,異なる形態統語的構造をもつ構文が競合する場合に,それらの構文の間にどのように意味的な関係性が生起するのかを検討する。
6月12日(木)フォーラム
タイトル:否定形式を用いたメタファー表現の量的分析 キーワード:メタファー、否定、直喩、比喩指標、構文化 発表者:岡田純音(谷口研M2) 概要:否定形式を用いたメタファー表現の先行研究では、比喩的解釈が発生するメカニズム、比喩的解釈を喚起しうる否定形式、談話における機能など、様々な側面について分析が行われてきた。本研究ではこの中でも形式面に着目し、現代日本語のコピュラの否定文に「から」や「けど」が加わった表現が、メタファーの形式として構文化していることを検証する。分析では、先行研究における、(ⅰ)否定辞を比喩指標としてとらえて否定形式を用いたメタファー表現を直喩の一種とする観点、(ⅱ)直喩を修辞的比較としてとらえて直喩の修辞性には段階性があるという観点を踏まえたうえで、コーパスを用いて量的調査を実施した。
