コーパス分析に基づく認知言語学的構文研究 (ひつじ研究叢書 言語編)

李 在鎬(原著)ひつじ書房
認知言語学の枠組みで、日本語の構文現象の解明を試みた理論的・実証的研究。理論面の特徴としては認知言語学・構文文法に基づく本格的な日本語研究であり、語彙と文法を統合した表現のスキーマから構文現象を定式化した。また方法論面においてはコーパスを使った用法基盤分析の実践を目指している。本書によって日本語研究における構文文法的アプローチの活発化と同時に、コーパス基盤の言語研究が活性化されることを期待する。