Forum
7月11日 フォーラム
日時:7月11日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) 書評1:Yuasa, Etsuyo. 2021. Constructionalization of Japanese koto imperatives. In Martin Hilpert, Bert Cappelle, and Ilse Depraetere (eds.), Modality and Diachronic Construction Grammar, 219-246. John Benjamins.発表者:白石暖哉(谷口研M2) キーワード:日本語, 構文化, 命令法, 節構造, 中断節 概要:上記論文のレビューを行う。 書評2:Haspelmath, Martin. 2023. On what a construction is. Constructions. 15(1). 発表者:樫本拳斗(谷口研M2) キーワード:construction grammar, le […]
6月27日 フォーラム
日時:6月27日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル: NP V NP NP構文における同形異義衝突の回避と同形異義の保持についてー通時的発展を通してー発表者:関太壱(谷口研M2)キーワード: NP V NP NP構文, 二重目的語構文, 同形異義構文(homostructions), 同形異義衝突(homonymic clash), 通時的構文文法概要: 二重目的語構文の共時的な構文ネットワークは年岡(2008, 2014)によって包括的に詳述されている。しかしながら、通時的に観察すると、NPX V NPY NPZ構文の中には二重目的語構文とは別の起源を持つ構文が存在する。つまり、これらは偶然同じ形式を持つようになった同形異義構文(homostructions)であると考えることができる。さらに、この同形異義構文の中には、現代英語に至るまで保持され続けてきた構文(e.g., NPX co […]
6月20日 フォーラム
日時:6月20日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル: 認知言語学的視点を取り入れた補部選択の指導法の検討発表者:瀬戸口彩花(谷口研M2)キーワード: 補部選択, 意思性(volition), 外国語教育概要: 本発表の目的は、発表者の考えるto不定詞・動名詞補部のイメージが英語学習者にとって理解可能か、多様な意味範疇をどの程度捉えられているのかを検討することである。これまで、外国語教育の分野では、to不定詞・動名詞の使い分けに関して、リスト学習や、未来志向と過去志向(または現在)という意味的な差に言及する指導が中心に行われてきた。一方で、先行研究において、これらの指導法における用法説明の不十分さ(佐藤, 2011)が指摘されている。近年では、認知言語学的な視点を取り入れ、意味的なコアに焦点を当てた指導(藤井, 2009)や多様な用法の段階的な意味の広がりに着目した指導(Kaleta, 2020)を行い、その効果を検証する研究も […]
6月6日 フォーラム
日時:6月6日(木)13:00〜場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル:BCCWJを用いた「Vマスヨウニ」の用法の整理-「祈願」と「願望」は区別できるのか- 発表者:白石暖哉(谷口研 M2) キーワード:現代日本語, コーパス, 祈願文, 願望表現, モダリティ, 発話行為 概要:発表者は修士論文において(1)のような祈願表現「Vマスヨウニ」を扱おうと考えている。(1)明日勝てますように 高梨(2023: 21)は「Vマスヨウニ」を「祈りの形をとった願望表現」として,「祈願」と「願望」を区別しない立場をとっている。一方で高梨(2023: 30)では前後文脈から「祈願」だと推察される用例も存在することを指摘している。さらに,前田(2006)および高梨(2023)は命令・祈願用法の「Vマスヨウニ」のニ格は省略可能だと述べている。しかし,発表者は(2)のような文末用法の祈願的意味において,ニ格は省略不可能だと考える。 (2) #病気が治りますよう 以上 […]
5月23日 フォーラム
日時:5月23日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107 号室および Zoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル:視覚動詞から考察する身体部位所有者上昇構文に生起可能な動詞の制約について 発表者:樫本 拳斗(谷口研 M2) キーワード:視覚動詞、身体部位所有者上昇構文、事象構造表示、事象アスペクト 要約:本発表では以下に示す表現、身体部位所有者上昇構文(body part possesor arcencation construction, 以下部位構文とする) を扱う。 (1) Alice {touched/slapped/hit/looked} Bill {on/in/around} the {face/back/head/eye}. 従来のこの表現の分析は動詞や前置詞など構成素の分析に留まり、項構造や事象の分析が十分になされなかった為に以下のような課題を残していた。 (2)構文に生起できる動詞の意味を物理的接触に依拠しているため視覚動詞などの例外を認めなければならな […]
5月16日 フォーラム
日時:5月16日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107 号室および Zoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル:受動性が生起するロシア語の能動文について―認知プロセスにもとづく記述の試み― 発表者:谷浦 淳也(谷口研 M1) キーワード:受動,状況把握,注意,非人称文,被動作主 要約:ロシア語には,受動性が形態的に標示された受動ヴォイスの言語表現に加えて,受動性の標示がなされていないにもかかわらず,受動性が反映されたと考えられる能動文が複数存在する。本発表では,そのような能動ヴォイスの受動表現について,認知プロセスの観点から記述を試みる。まず,従来のロシア語学および一般言語学における受動ヴォイスの研究を,カテゴリー観の観点で検討し,その問題点を指摘する。そして,受動表現の本質的な特徴が認知主体の状況把握に起因することを指摘し,それぞれの受動表現において受動性が生起する仕組みを考察する。
4月18日 フォーラム
日時:4月18日(木)13:00〜 場所:総合人間学部棟 1107 号室および Zoom (参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) ) タイトル:英語分離不定詞の認知・構文文法的考察 発表者:高田 直人(谷口研 M1)キーワード:分離不定詞/スキーマ/動詞特定構文/動詞クラス特定構文概要:この発表では、英語の分離不定詞(split infinitive)について、(i)それが従来の文法書の記述にあるほど避けられる形式ではないということ、(ii)そのうち、to further Vという形態が他の形式と比較して、頻繁に用いられる形式であること、またそれがどのように獲得され、定着したかということ、(iii)to further Vという形式において使われるVに傾向があり、動詞特定構文や動詞クラス特定構文という理論的枠組みを用いることで、その諸相を明らかにできるということを示す。
