TsuchiyaTomoyuki

土屋智行 (TSUCHIYA, Tomoyuki)

経歴

2006年3月 国際基督教大学教養学部語学科 卒業
2006年4月 京都大学大学院人間・環境学研究科 言語科学講座 修士課程入学
2008年3月 京都大学大学院人間・環境学研究科 言語科学講座 修士課程修了
2008年4月 京都大学大学院人間・環境学研究科 言語科学講座 博士課程進学
2011年3月 同博士課程単位取得退学

研究内容

「定型性」という観点から、日常言語の発話と理解に関する分析、および認知的な基盤の考察を行っています。現在は日本語の慣用表現を中心に、その形式的/意味的な特徴を分析しています。

      • 使用可能言語;Perl
      • その他;Sketch Engine, Adobe Illustrator (10以降)

業績

論文

  • <学位論文>
      • 土屋智行. 「慣用的意味と形式的制約についての認知言語学的考察 —身体部位詞「顔」「目」「手」 を含む動詞慣用句を中心に —」, 京都大学大学院 人間・環境学研究科 修士学位論文.
  • <論文>
    • 2008年
      • 土屋智行. 「動詞慣用句の連体修飾と意味解釈の関係 ―「顔/目/手/をV」の表現を中心に―」, 『日本語用論学会第10回大会 発表論文集』, 日本語用論学会.
    • 2009年
      • 土屋智行. 「慣用表現の変形操作とその動機づけ —「目/手」を含む慣用表現の関係節化を例に—」, 『日本認知言語学会論文集 第9巻』, 日本認知言語学会, pp. 415-425.
      • 李 在鎬・横森大輔・土屋智行. 「コーパス調査による形容詞の連体形と連用形」,『コーパスを利用した国語辞典編集法の研究』(特定領域研究日本語コーパス平成20年度研究成果報告書), pp. 103-110.
    • 2010年
      • 土屋智行. 「日本語定型表現の体系的分類に向けて —特に辞書記述に基づく慣用表現とことわざの分析を中心に—」, 『言語科学論集 第15号』pp.55-77, 京都大学大学院 人間・環境学研究科.
      • 土屋智行. 「言語の創造性の基盤としての定型表現 ―慣用句およびことわざの拡張用法の調査―」 『日本認知科学会 第27回大会発表論文集』 P2-19. 第27回大会発表賞受賞論文.
    • 2011年
      • 土屋智行. 「定型から逸脱した言語表現の分析」『言語処理学会第17回大会発表論文集』,pp. 854-857.
      • 土屋智行.「辞書記述とコーパスに基づいた定型表現の実態調査」,『KLS31』(印刷中)
      • 土屋智行.「定型表現からのスキーマ抽出と創造的言語使用 ―「AにB」が示唆する通時的拡張の可能性―」,日本認知言語学会論文集 第11巻.(印刷中)
      • 土屋智行.「創造性の基盤としての定型表現 ―慣用句とことわざの拡張用法の調査―」,『認知科学』.(印刷中)

国際学会における発表

    • 2007年
      • 土屋智行. 「動詞慣用句の連体修飾と意味解釈の関係 ―「顔/目/手/をV」の表現を中心に―」, 日本語用論学会 10周年記念世界大会, 関西外国語大学, 12月.
    • 2008年
      • 小川典子・李在鎬・横森大輔・土屋智行 「コーパス調査による形容詞の連体形と連用形の頻度」, 2008 International Conference on Japanese Language Education, C-8-3, 釜山外国語大学, July.
      • Tomoyuki TSUCHIYA. “Adnominal and Conjunctive Modification of Idiomatic Expressions: a Case of Japanese Idioms Including Body-part Nouns,” 2nd UK Post Graduate Conference in Cognitive Linguistics, University of Brighton, August. [Poster Session]
      • Tomoyuki TSUCHIYA, Jae-Ho LEE, Daisuke YOKOMORI, and Noriko OGAWA. “A Corpus-based Approach to Japanese Adjectives in Adnominal and Conjunctive Form,” Fifth International Conference on Constructional Grammar, University of Texas at Austin, September. [Poster Session]
    • 2009年
      • 土屋智行・李在鎬・横森大輔 「日本語における形容詞の活用と使用頻度」, Japanese Studies Association of Australia – International Conference on Japanese Language Education (JSAA-ICJLE), University of New South Wales, July.
    • 2011年
      • Tomoyuki TSUCHIYA. “An Attempt to Cognitive Linguistics of Parody: Essential Prerequisites,” 11th International Cognitive Linguistics Conference, Xi’an International Studies University, July.

国内学会・シンポジウム等における発表

    • 2007年
      • 土屋智行. 「動詞慣用句における修飾語の付加と挿入に関する制約 ―身体部位詞「顔」「目」「手」を含む表現を例に―」, 第8回日本語文法学会, B-2, 筑波大学 筑波キャンパス, 10月.
    • 2008年
      • 高嶋由布子, 土屋智行. 「「見る」から探る視線と価値の間主観性と主体性」, 第21回社会言語科学会, 3-2, 東京女子大学, 3月.
      • 土屋智行. 「定型表現の再分析とゆらぎ —慣用句の変形からみる多義—」, 第136回日本言語学会, C-6, 学習院大学, 6月.
      • 土屋智行. 「慣用表現の変形操作とその動機づけ —「目/手」を含む慣用表現の関係節化を例に—」, 第9回日本認知言語学会, 9月.
    • 2009年
      • 李在鎬, 土屋智行,横森大輔 「形容詞の頻度調査」,平成20年度特定領域研究「日本語コーパス」公開ワークショップ, 東京工業大学, 3月.
      • 李在鎬・横森大輔・土屋智行 「形容詞の語義判定に関する実験的調査」, 第139回日本言語学会, ポスター発表, 神戸大学, 11月.
    • 2010年
      • 土屋智行.「辞書記述とコーパスに基づいた定型表現の実態調査」,関西言語学会第35回大会,京都外国語大学,6月.
      • 土屋智行. 「言語の創造性の基盤としての定型表現 ―慣用句およびことわざの拡張用法の調査―」,日本認知科学会第27回大会,神戸大学,9月 大会発表賞受賞.
      • 土屋智行.「定型表現からのスキーマ抽出と創造的言語使用 ―「AにB」が示唆する通時的拡張の可能性―」,日本認知言語学会第11回全国大会,立教大学,9月.
    • 2011年
      • 土屋智行. 「定型から逸脱した言語表現の分析」言語処理学会第17回大会,豊橋技術科学大学,3月.

連絡先

研究内容等についてのお問い合わせは、ttsuchiya [-at] hi.h.kyoto-u.ac.jpまでお願いいたします。

前の記事

TakakiIsamu

次の記事

高嶋由布子