Y. Yamazaki

連絡先

yamazaki.yuka.25c [at] st.kyoto-u.ac.jp
(Yuka Yamazaki)

研究内容

  • 規約・規範の弱い状況で起きる言語活動に関心があり、特に、ハッシュタグ (hashtag) に着目しています。
    • たとえば、ハッシュタグを用いるときに現れるテキストの構造に関心があります。そこには箇条書き的な使い方もあれば、文を区切ったような使い方もあり、両者の混在している場所で何が起きているのかというのが気になります(例:前後がゆるくつながっているような表現)。
      • 2024年〜は特に引用等の機能に着目しています。
    • ハッシュタグを用いた表現を通じて、「文とは何か」を考えたいと思います。また、構文解析がしづらい表現・品詞が曖昧な表現の出現と、人間の言語発達との関係も、気になっています。
    • いわゆるデジタル・コミュニケーションを実現させるシステムで使われるようになったという点で、絵文字 (emoji) にも関心があります。人工的に整備された記号類が、どのように使用されるようになっていっているか、共時的・通時的な点で人間の認知や環境の制約がどのように関係するのか、というところが気になります。
  • 質的・量的手法をともに用いることに関心があります。

経歴

  • 2021年4月 京都大学大学院 人間・環境学研究科 言語科学講座 修士課程入学
  • 2023年4月 京都大学大学院 人間・環境学研究科 言語科学講座 博士課程進学

補足(職歴等)

  • 2022年9月〜2023年3月 京都大学大学院 人間・環境学研究科 ティーチング・アシスタント
  • 2023年4月〜 京都大学大学院教育支援機構奨励研究員 (JST “SPRING Fellow”→“DoGS Fellow”)
  • 2024年10月〜 奈良先端科学技術大学院大学 SIP「総合型ヘルスケアシステムの構築」テーマD-2「統合型の医学概念・知識連結データベースの構築及び医療文書の自動分析基盤の整備」関係作業に参加
  • 2025年4月〜 大阪人間科学大学 人間科学部 非常勤講師(英語)

学位論文

  • 山崎由佳. 2023. 「ハッシュタグの配置とその秩序」 修士論文. 京都大学大学院 人間・環境学研究科.

研究論文・発表論文

  • 山崎由佳. 2024. 「携帯メイルにおける絵文字の登場位置」『言語資源ワークショップ2024発表論文集』pp.132-166. (URL)
  • 山崎由佳・西村綾夏. 2024.「SNS上の絵文字位置パターンの分析とLevenshtein距離を用いたサンプル抽出」『言語処理学会第30回年次大会発表論文集』pp.121-126. (URL)
  • 西村綾夏・山崎由佳. 2024. 「ファッションブランドのSNS投稿における絵文字の使用頻度と特徴」『言語処理学会第30回年次大会発表論文集』pp.566-570. (URL)
  • 山崎由佳. 2023. 「ハッシュタグ的表現の『自然さ』について:他の区切り符号等との比較を通して」『言語科学論集第29号』pp.75-107. (URL)
  • 山崎由佳. 2023. 「ハッシュタグの順序:場所を表すタグを中心に」 『日本語用論学会第25回大会発表論文集(第18号)』pp.138-145. (URL)

学会発表

  • 永井宥之・西山智弘・大槻優佳・藤牧貴子・川端京子・工藤紀子・山崎由佳・白石暖哉・梶原智之・進藤裕之・河添悦昌・今井健・矢田竣太郎・若宮翔子・荒牧英治. 2025. 「JMED-DICT: 大規模医療用語辞書の構築」. 言語処理学会第31回年次大会(NLP2025). 口頭発表. 出島メッセ長崎. 2025年3月13日.(委員特別賞受賞)
  • 山崎由佳・西村綾夏. 2024. 「引用としてのハッシュタグ:SNSからオフライン広告・広報物まで」 日本語用論学会第27回大会. 口頭発表. 大阪大学. 2024年11月30日.
  • 山崎由佳. 2024. 「携帯メイルにおける絵文字の登場位置」 言語資源ワークショップ2024. 口頭発表. オンライン開催. 2024年8月28日.
  • 山崎由佳・西村綾夏. 2024. 「SNS上の絵文字位置パターンの分析とLevenshtein距離を用いたサンプル抽出」 言語処理学会第30回年次大会. 口頭発表. 神戸国際会議場. 2024年3月12日.
  • 西村綾夏・山崎由佳. 2024. 「ファッションブランドのSNS投稿における絵文字の使用頻度と特徴」言語処理学会第30回年次大会. ポスター発表. 神戸国際会議場. 2024年3月12日.
  • 山崎由佳. 2022. 「ハッシュタグの順序:場所を表すタグを中心に」 日本語用論学会第25回大会. 口頭発表. オンライン開催. 2022年11月26日. (プログラム

その他発表・レクチャー等

  • 山崎由佳. 2025. 「SNSデータと言語学」デジタルコミュニケーション研究会第3回研究会. レクチャー. オンライン開催. 2025年1月26日.
  • 山崎由佳. 2025. 「携帯メイルにおける絵文字の登場位置」デジタルコミュニケーション研究会第3回研究会. 口頭発表(既発表). オンライン開催. 2025年1月26日.

フォーラム発表(一部、略記)

  • 「加藤安彦携帯メイルコーパス」における絵文字の位置(2024/07/18)
  • 【書評】Functions and Assemblies (Langacker 2021) (2023/04/20 共同発表)
  • Instagramにおけるオノマトペハッシュタグについて(2023/07/20)

  • 【書評】Patterns in Language and Linguistics (Beatrix Busse and Ruth Möhlig-Falke (Eds.) 2019)(2021/10/14)

その他・資格等

研究室関係

  • 2025年度言語科学論集編集委員
  • 2024年度研究室Webサイトリニューアル担当
    • サーバ&CMS設定関係・レイアウト調整
    • (画像      作成)
  • 2022年度〜2023年度の研究室渉外係を徳淵さんと担当

自分向けツール(ローカルで動作可能)

その他

  • 【資格】JDLA Deep Learning for ENGINEER 2019 #1

前の記事

Takumi Kitahara

次の記事

KuboKay