79: 2023-04-05 (Wed) 00:04:02 tchika source Cur: 2023-05-22 (Mon) 00:11:31 tchika source
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*連絡先 [#b29c0f6e] *連絡先 [#b29c0f6e]
-nanou7614[at]gmail.com -nanou7614[at]gmail.com
--alberto_balsalm[at]aol.com 
*研究内容 [#b29c0f6e] *研究内容 [#b29c0f6e]
--名詞の意味が言語的文脈によって変動する現象に興味があり、現在は[名詞+名詞]型複合語の意味解釈を中心的な研究テーマとしています。 +複合語 (主に複合名詞) の意味解釈を研究しています。フレーム意味論や構文形態論などの道具立てを援用しつつ、主に (i)前項-後項間の意味関係 (ii)構文スキーマ (iii)比喩的用法 (e.g. &font(u){弾丸};セール,iPhone&font(u){難民};) (iv)概念合成の心理プロセス (conceptual combination; Wisniewski 1997) (v)「NのN」構文との比較 などを検討しています。
--百科事典的意味や構文スキーマといった知識構造に関心を寄せており、新語や創発的意味の理解に対する貢献を検討しています。 +
-**''学部'' [#h58ea8d1] +
-スウェーデン語の動詞であるövertala (en; persuade) の語法研究を行いました。~ +
-動詞句"övertala NP1 NP2"を取り上げ、「NP1 (通常は人物) にNP2 (e.g. 「シュニッツェル」「会議」) に関連するどのような行為を行うよう説得しているのか?」という疑問について生成語彙論の観点から検討しました。 +
-**''修士課程'' [#v5307307] +
-「文字通り (の)」という表現を取り上げ、その後続表現が字義的に解釈されたり、むしろ当該の慣習的意味が強調されるといった、コンテクストによって様々な解釈を受ける点に注目しました (e.g. 「文字通りの絵に描いた餅だ」)。修士論文では「文字通り (の)」の機能を「多義」ではなく単一の手続き的意味として規定し、関連性理論における発話の解釈ストラテジーとの組み合わせから後続表現の解釈を説明しました。 +
-**''博士課程'' [#n250b5c8] +
-複合語 (主に複合名詞) の意味解釈を研究しています。現在はフレーム意味論や構文形態論の道具立てを援用し、主に (i)前項-後項間の意味関係 (ii)構文スキーマ (iii)比喩的用法 (e.g. &font(u){弾丸};セール,iPhone&font(u){難民};) (iv)概念合成の心理プロセス (conceptual combination; Wisniewski 1997) (v)「NのN」構文との違い などを検討しています。+
*経歴 [#b29c0f6e] *経歴 [#b29c0f6e]
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+ 近大志.「意味解釈における語用論の役割について–「俺か、俺以外だ」を例に–」(領域交差型院生FD 総人のミカタ. 講義. 京都大学大学院人間・環境研究科. 2020年11月) + 近大志.「意味解釈における語用論の役割について–「俺か、俺以外だ」を例に–」(領域交差型院生FD 総人のミカタ. 講義. 京都大学大学院人間・環境研究科. 2020年11月)
-*フォーラム発表 [#b29c0f6e] +*その他 [#b29c0f6e] 
-複合名詞のメゾ・コンストラクション: 属性読みと関係読みの対立をもとに~ ++ The KIT Speaking Test Corpus (KISTEC). 書き起こし担当https://kitstcorpus.jp/#kitstc_outline 
-(2022年11月24日)~ ++ 日本語レトリックコーパス(The Corpus of Japanese Figurative Language: J-FIG. 用例アノテーション担当 
-「N難民」の意味について~ +https://www.kotorica.net/j-fig/ 
-(2022年7月14日)~ ++Universal Dependencies. 日本語ドキュメント翻訳担当 
-レビュー: Kövecses (2017) '''Levels of metaphor'''~ +http://hdl.handle.net/11234/1-3687 
-(2022年6月9日)~ + 
-複合名詞構文にまつわる、意味の変異性の問題について~ +*所属学会 [#b29c0f6e] 
-(2021年5月27日)~ +- 日本認知言語学会 
-複合名詞意味研究 –N難民を例に–~ +- 日本語用論学会
-(2021年2月25日)~ +
-「意味論と語用論の連続性」についての検討 –認知言語学における意味論とは、何を扱っている/扱うべきなのか?–~ +
-(2020年5月7日)~ +
-「文字通り」の機能に関する考察~ +
-(2020年1月30日)~ +
-慣習的表現の非慣習的読みに関する考察ー「文字通りのNP」を例にー~ +
-(2020年11月14日)~ +
-語彙的縮小を用いた慣用表現の非典型的解釈の説明~ +
-(2019年9月12日)~ +
-「文字通り」の機能と解釈方略について~ +
-(2019年5月23日)~ +
-言語理解と比喩の認知について: Glucksberg (2001) のレビュー~ +
-(2019年1月10日)~ +
-書評: Giora (2003) '''On Our Mind: Salience, Context and Figurative Language'''~ +
-(2018年10月18日)~ +
-動詞övertalaの意味研究~ +
-(2018年5月17日)+


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