27: 2016-11-29 (Tue) 15:24:03 tokahisa source 28: 2016-12-12 (Mon) 02:37:43 tokahisa source
Line 1: Line 1:
-最終更新日: 2016年11月29日+最終更新日: 2016年12月12日
*連絡先 [#b29c0f6e] *連絡先 [#b29c0f6e]
oka9taro_at_gmail_dot_com~ oka9taro_at_gmail_dot_com~
Line 15: Line 15:
''2016年4月~現在'' 京都大学 国際高等教育院附属 日本語・日本文化教育センター ティーチング・アシスタント~ ''2016年4月~現在'' 京都大学 国際高等教育院附属 日本語・日本文化教育センター ティーチング・アシスタント~
''2016年11月~現在'' 奈良先端科学技術大学大学院 研究技術員 ''2016年11月~現在'' 奈良先端科学技術大学大学院 研究技術員
 +
 +*研究内容 [#b29c0f6e]
 +**談話における記号の解釈多様性 [#w3fd3131]
 +同一のテクスト・談話であっても、その解釈は解釈者によって様々に変化します。このような個人間における解釈の差異は、テクストにおいては「読みの多様性」として扱われ、通常の談話においては「誤解」として顕在化します。また、話し手が意図的に談話の進行に応じて聞き手に異なる解釈をさせるような談話は、ジョークとして享受されています。これらの現象は、異なる効果を持つ一方で、対象を(他者あるいは先刻の自身とは)異なる文脈に基づいて解釈したことに由来すると考えることができます。私の研究の目標は、これまで多義的な記号形式としてみなされてきたものが、具体的にいかなる文脈と共起すると具体的な1つの意味を表していると認識されるのかを突き止めることにあります。
 +
 +**状況包含構文 [#w3fd3131]
 +上述の考えに基づくと、記号の形式極として考えられるのは、これまで典型的に認められてきた聴覚映像のみに留まらず、その聴覚映像を取り囲む文脈も含めたものであると考えることができます。ここで言う文脈とは、物理的な環境情報(マルチモーダル情報)とその時点において解釈者が利用することが可能である情報(アクセス可能情報)に大きく区分することができます。近年、認知言語学の分野においても、特定の言語表現と視覚情報の結びつきを検討したマルチモーダル構文の存在が指摘されています。私の研究は、形式極に(i)音素列、(ii)マルチモーダル情報、(iii)アクセス可能情報の3種を認めた状況包含構文を仮定し、マルチモーダル構文の考え方を包括しつつ、談話における解釈多様性を体系的に説明することを目指しています。
 +
 +
 +
*研究発表 [#b29c0f6e] *研究発表 [#b29c0f6e]
-+「統語的曖昧表現を伝達する際の話者の焦点 ―文法構造とジェスチャーの関係性―」~ ++「統語的曖昧表現を伝達する際の話者の焦点 ―文法構造とジェスチャーの関係性―」[[発表ハンドアウト:https://www.dropbox.com/s/dzwbsjd7w4b34y8/okahisa2016psj.pdf?dl=0]]
-(日本語用論学会第19回大会, 口頭発表, 下関市立大学, 2016年12月予定)+(日本語用論学会第19回大会, 口頭発表, 下関市立大学, 2016年12月)
+「マルチモーダル分析としての誤解分析」~ +「マルチモーダル分析としての誤解分析」~
(第52回VNV研究会, 口頭発表, 京都大学, 2016年5月) (第52回VNV研究会, 口頭発表, 京都大学, 2016年5月)
-+"Misunderstandings as Negative Evidence: Considerations on Multimodal Aspects in Discourse"~++"Misunderstandings as Negative Evidence: Considerations on Multimodal Aspects in Discourse" [[Abstract:https://www.dropbox.com/s/4ndvo0lt4lepolp/okahisa2016cldc.pdf?dl=0]]~
(The 8th Conference on Language, Discourse and Cognition at National Taiwan University. Oral presentation. May 2016.) (The 8th Conference on Language, Discourse and Cognition at National Taiwan University. Oral presentation. May 2016.)
+「誤解研究の意義 ―発話の字義的意味と行為としての意味の不可分性―」~ +「誤解研究の意義 ―発話の字義的意味と行為としての意味の不可分性―」~
(第37回社会言語科学会, 口頭発表, 日本大学, 2016年3月) (第37回社会言語科学会, 口頭発表, 日本大学, 2016年3月)
-+「言語表現と文脈情報の隣接性 ―グローバル構文の観点からー」~++「言語表現と文脈情報の隣接性 ―グローバル構文の観点からー」 [[発表資料:https://www.dropbox.com/s/5c5b56bm757dzk6/okahisa2015gakugei.pdf?dl=0]]~
(東京学芸大学国語国文学学会大会, 口頭発表, 東京学芸大学, 2015年6月) (東京学芸大学国語国文学学会大会, 口頭発表, 東京学芸大学, 2015年6月)
+「日常会話における誤解から見る発話理解のプロセス」~ +「日常会話における誤解から見る発話理解のプロセス」~
Line 32: Line 42:
*研究論文 [#b29c0f6e] *研究論文 [#b29c0f6e]
-+「誤解研究の意義 ―発話の字義的意味と行為としての意味の不可分性―」『社会言語科学会第37回大会発表論文集』110–113. 2016.++「誤解研究の意義 ―発話の字義的意味と行為としての意味の不可分性―」『社会言語科学会第37回大会発表論文集』110–113. 2016. [[pdf:https://www.dropbox.com/s/m09v4utucwcu4uf/okahisa2016jass.pdf?dl=0]]
*学位論文 [#b29c0f6e] *学位論文 [#b29c0f6e]


Front page   Diff Backup Copy Rename Reload   New Page Page list Search Recent changes   Help   RSS of recent changes (RSS 1.0) RSS of recent changes (RSS 2.0) RSS of recent changes (RSS Atom)
Counter: 9266, today: 2, yesterday: 1