3月7日 自主ゼミ

 

日時:3月7日(木)13:00〜

場所:総合人間学部棟 1107 号室および Zoom

(参加を希望される方は taniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) )

 

タイトル:名詞メタファーの分類と構文的制約──複合名詞[N1+N2] と名詞句[N1のN2] の比較──

発表者:近 大志 (関西大学ほか [非])、角出 凱紀 (谷口研 D2)
キーワード:名詞メタファー、複合名詞、NのN、構文スキーマ
概要:本発表の目的は [N1+N2] と [N1のN2] から成るメタファー表現(e.g. バント職人,言語学の父)を名詞メタファーの文脈から比較することにある。理論的基盤をSullivan(2009,2013) に求め,メタファーを (a) 構文内に被喩辞 (喩えられるもの) がプロファイルされているか,(b) それぞれの名詞がターゲット・ソースドメインのどちらを喚起するのかという2つの基準から事例を分類する。そして,(i)どちらの構文でも生起するタイプ (ii)一方の構文にのみ生起するタイプ (iii)どちらの構文にも生起しないタイプの3パタンについて,それぞれの構文に備わる制約から説明を試みる.