11月25日 京都言語学コロキアム (KLC)
日時:11月25日(土)13:00〜15:00
場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom
場所:総合人間学部棟 1107号室およびZoom
(参加を希望される方はtaniguchi.info_at_gmail.com までご連絡下さい (_at_→@) )
タイトル:換喩が伝える評価的意味―人間を間接的に表現することの修辞的効果―
発表者:小松原 哲太(神戸大学)
キーワード:間接的伝達、換喩的推論、修辞的効果、評価
概要:換喩は言わんとすることの一部分だけに言及することで、その全体を伝える文彩である。「手が足りない」「京都新聞が取材に来た」など、身体部位、服装、振る舞い、人柄、所属などによって人間を間接的に表現する換喩はよくある。しかし、その修辞的効果、すなわちその換喩を使うことによるコミュニケーションの相手への影響力、についてはあまり研究されていない。本発表では、人間を表す換喩のなかでも、語り手の評価を相手に伝える効果をもつ日本語の事例に注目し、換喩の背景にある説得推論 (enthymeme) を分析することで、その修辞的効果を考察する。